これから毎日走ろうぜぇ

365日走ります!自分を戒めるための日記です。

10/365 残念なお知らせ

10月15日月曜日

天気 曇り

走った時間:31分

距離:5.32キロメートル

トータル距離:129.4キロメートル

平均ペース:5'32/キロメートル

平均心拍数:184bpm

 

目次

 

残念なお知らせ

今日は皆さんにとっても残念なお知らせがあります。

 

ついに・・・

 

RCが逝きました。(いつも履いてる赤いランシューです)

 

あいつはいい奴でした。

社会と地面に対して反発をしていましたが、本当はちょっとだけ不器用なだけだって僕は知っています。

 

そんな不器用なりにも僕のことを考えてくれているとっても優しい奴、それがRCでした。

 

一昨日、昨日と連日に継ぐ20キロ越えの練習でダメージが入り過ぎてしまったらしく、

今朝にはもう・・・

ほとんど息をしていませんでした。

 

今日が彼とのラストラン。

 

最後ぐらい距離を走って迎えてやりたかったのですが・・・

30分過ぎた時にはもう・・・

ひぐっ・・・

 

以下に今日の彼とのラストランの様子を記載しておきます。

 

RCラストラン

 

今朝

 

僕「今日も走るかなー。ん?」

 

RC ぐったり

 

僕「どうしたRC!?」

 

RC「へへっ。だいき悪いな・・・どうやら俺は2日間のダメージがあり過ぎてもう長くはなさそうだ。」

 

僕「ダメだ!RC!諦めるな!僕より先に逝くことは許さない。約束したじゃ無いか!」

 

RC「へへっ。悪いな。約束守れそうになくて。だから最後に俺の頼み聞いてくれないか?」

 

僕「ダメだ!最後なんて言うな!そんなの認めない!まだまだ一緒に・・・」

 

RC「だいき!!!!!(僕の声を遮って)頼むよ。」

 

RCの声にはもう力がなかった。

 

僕「(もう・・・長く無いんだな・・・)」

 

僕「わかった。頼みってなんだ?」

 

RC「流石俺の相棒だな。頼みってのは最後に俺と1時間走ってくれないか?それ以上はもう俺の体は持ちそうにねぇ。」

 

僕「わかった。1時間でいいんだな?」

 

RC「ああ。頼むよ。」

 

僕はRCを履いた。

何度も何度も履き直した。

彼の感覚を忘れないように・・・

 

 

ラン始め

 

僕「(ん?靴が硬い。これは・・・)」

 

RC「だいきどうだ?履き心地は?」

 

僕「ああ。とってもいい。いつもと同じだよ。(本当はもう硬いが我慢すればいけるな)」

 

RC「」

 

 

ランから30分後

 

僕「(くっ。もはやクッションが・・・だが彼とのラストラン。ここでやめるわけには・・・)」

 

RC「だいき」

 

僕「(最後までやり続ける。それが約束だから。)」

 

RC「だいき!!!!!」

 

僕 びくっ

 

僕「どうしたんだよRC?急に大きな声をあげて。」

 

RC「ちゃんと聞いてなかったからな。つかもう走るのは終わりでいいぞ。楽しかった。」

 

僕「はあ!?まだ30分しか経ってないぞ?ラストランなんだから最後まで行こうぜ。急にどうしたんだよ。」

 

RC「お前、もう俺のクッションを感んじて無いだろ?」

 

僕「何で?」

 

RC「何ヶ月も一緒にやってきてんだ。わかるに決まってるだろ。」

 

僕「そうじゃ無い!だからどうしたんだよ!別にクッションがなくたってRCとまだ走れるよ!」

 

RC「うるせえ!!!!!」

 

僕 びくっ

 

RC「お前の気持ちはわかる。だけどな。ランシューとして生まれた俺の一番の喜びは何だと思う?」

 

僕「一番の喜び・・・?」

 

RC「そうだ。それはな。使ってくれるやつに怪我させないことだ。」

 

僕「僕に怪我させないこと・・・?」

 

RC「そうだ。俺はよ。お前が無事に走れればそれが一番なんだ。確かに30分しか走れなかったかもしれねえ。でもな・・・」

 

RC「お前が俺のわがまま聞いてここまで付き合ってくれたんだ。だから俺はこれ以上の幸せはねえ。あとはお前が怪我せずに走ってくれればそれ以上言うことはねえ。だからよ・・・」

 

RC「止まるんじゃねーぞ・・・止まらねえ限り道は続いてるからよ。俺はその先でお前のこと見ててやるから。ぐへっ(吐血)」

 

僕「RC!!!!!」

 

RC「はあ・・はあ・・走り・・・続けろよ・・・」バタン

 

僕「RCいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」

 

この日、RCは息を引き取った。

 

 

後日

 

僕「(RCがいなくて僕はどうしたらいいんだろうか?RC以上の靴にめぐり合えるなんて思わないし・・・)」

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僕「(ん?なんかゼビオの袋があるな。それに手紙が・・・)」

 

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僕「(こ、これは・・・RCからの手紙だ!)」

 

僕「ったくー。靴だから漢字もかけないのかよあいつ」ぐすん

 

以下、手紙の文章になります。

”この手紙を読んでいるってことはもう俺はここにはいないってことだろう。

俯いてんじゃねーよ!

そんな顔されたら俺だって逝くに逝けねーだろ?

だから笑ってくれ。

それが俺の最後の願いだ。

そうだ。忘れてたぜ。お前に使って欲しいものがあるんだ。

気にいるかわかんねーけどよ。

気に入ってくれたら嬉しいぜ。

へへ。

おっと・・・もうこんな時間か。

そろそろ行かねーとな。

あばよダチ公。

風邪。引くんじゃねーぞ

 

                                   RCより”

 

その手紙を読んだら涙が止まらなかった。

RCは最後の最後まで僕のことを気遣ってくれていたのだ。

 

ありがとうRC。

僕は止まらないよ。

だから遠くから僕のこと見ていてね。

 

そして僕はRCからの贈り物の袋をそっと開けた。

 

 

こ、これは・・・

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ナイキ ズームフライ フライニットだあああああああああ!!!!!!!

 

ありがとう、RC

アディダスの君がナイキのプレゼントなんて大人の事情がいろいろ絡まないか心配だけど、明日からこいつと頑張るよ。

 

僕はそう決意してフライニットを箱から出した。

 

その靴はどこか懐かしさを感じさせるものだった。

 

と言うことで最後にRCの写真と一応ペースの写真載せておきます。

最後までお付き合いいただいてありがとうございました。

f:id:daiokurock1994:20181015103140p:plainこんな感じでーす。

 

f:id:daiokurock1994:20181015103242j:plain

ありがとうRC

今日まで本当にありがとう。

 

RCは靴もなく困っているところに寄付しようと思います。

少しでも誰かの役に立てればこいつも本望だと思います。

と言うことでこのプロジェクトでダメになった靴は他もそうしようと思います。

 

と言うことで以上だいきでしたあー

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