これから毎日走ろうぜぇ

365日走ります!自分を戒めるための日記です。

14/365 ハラー・ヘッターと賢者の飯

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12月20日 木曜日

天気 晴れ

走った時間:57分(歩きも含めて)

距離:10.88キロメートル

トータル距離:542.8キロメートル

平均ペース:5'15/キロメートル

平均心拍数:179bpm

ダメにした靴:1足

 

 

 

ハラー・ヘッターと賢者の飯

 

ここはホグワーツ、ランニングランナーズ学校。

10歳になったランナーはここでランニングの勉強をして、一人前のランナーを目指していくのだ。

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俺「俺もここで立派なランナーになれるように頑張るぞ!お、すでに上級生が走ってる。」

 

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俺「すげー!やっぱり上級生になるとスピードも体力も桁違いだ。これがランナー学校か。そういや、今日から組み分けがあるんだった。俺はどこの組になれるかな?」

 

 

大広間

 

ザワザワ。

 

先生「静粛に。これより、ランナーのクラスを分けたいと思います。呼ばれたものから速やかにこちらに来るように。まずはだいき!」

 

俺「は、はい!」

 

先生「この組み分け帽子を使い、クラス分けをします。ではこれを。」

 

俺「はい!」

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俺「」

 

帽子「名前は?」

 

俺「だいきです(デザインだけじゃなくて喋るんだ・・・)」

 

帽子「だいきか、よろしくな。へへっ。まあ俺を被ってくれよ。お前のクラスを決めるからさ。」

 

俺「よろしくお願いします。(なんか昭和のヤンキーみたいな帽子だな。)」

 

帽子「俺はよー。こう見えて人を見る目だけはあるんだ。俺がまだ悪やってた時はよくいろんな奴の面見てきたからよ。だからだいきがどんな人間かわかるぜ。俺がこの仕事をしてから一番やばかった奴は・・・。」

 

俺「(何でも良いから初めてくれえええええええ)」

 

それから10分後

 

帽子「お前はクマフィンドールだな。お前からは類稀なるゆるキャラ感を感じる。お前、将来は立派なゆるキャラになるぜ!俺が保証する。」

 

俺「あ、ありがとうございます。(ゆるキャラって何だよ。そこはランナーじゃないのかよ。この学校もう辞めたいんだけど。)」

 

こうして俺は、晴れてクマフィンドールの生徒になった。

 

そこからは地獄だった。

毎日、毎日走らされ、パソコンを使い、文字を打たされ、つまらない文章を書かせ続けられた。

そんな生活をして2ヶ月が経った。

気づいたら俺は、

 

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クマになっていた。

 

 

生徒1「見ろよ!あいつが噂の・・・。」

 

生徒2「あのモコモコの毛皮、無表情な顔、バランスの悪い体系、間違いないあれがクマフィンドールに選ばれた伝説のゆるキャランナーだ!」

 

俺は入学してから2ヶ月にして神格化されていた。

 

俺「(何でこうなった?クマフィンドールに選ばれたクマってなんだよ。ゆるキャランナーとかそんな称号いらないよ。)」

 

「だいき、何思いつめた表情してるんだよ。」

そう言ってきたのは俺の友だ。

いや、この顔で表情わかんのかよ。

こいつすげーな。

 

俺「いや、だって2ヶ月でクマになってたんだぜ?落ち込むだろ普通。」

 

友「そんなことねーよ!それはすごいことだぜ。クマフィンドールのゆるきゃランナーに選ばれるなんて、10年に一度、いや、100年に一人の逸材だよ。」

 

俺「じゃあ君はなりたい?」

 

友「いや、全く。」

 

俺「」

 

友「ま、まあとにかくすげーんだよ!でもそんなに嫌なら、元に戻れる方法が一つだけある。」

 

俺「何それ!そんなことできるの?どうすんの?」

 

友「賢者の飯だ。」

 

俺「賢者の飯?」

 

友「ああ、賢者の飯とは食べた人の願いを何でも叶えることができる。つまりお前が食べれば、お前のその姿を戻せるかもしれない。」

 

俺「そんなものがあるのか!それはどこにあるの?つかどんな食べ物?」

 

友「わからん。ただ言えることは白くて固い食感のものであるとだけ聞いた。そしてそれがあるのがこの学校のどこかだと聞く。ただ正確な場所までは・・・。」

 

俺「白くて固い食感・・・。わかった探してみるよ!ありがとう!」

 

友「そんなすぐに見つかるものではないと思うから、俺も協力するぜ!」

 

俺「サンキュー」

 

こうして俺は賢者の飯を探すことにした。

 

 

それから3年の月日が経った。

 

実況「だいき選手優勝!今年もクマフィンドールが圧勝だああああああ」

 

女生徒1「やったー!」

 

女生徒2「さすがクマさん!我らが大エースだわ!」

 

実況「ということで見事上級生を抑え、校内戦を勝ち抜いたクマさんこと、だいき選手にお越しいただきました。今の気持ちをどうぞ。」

 

俺「ちょー気持ちいい。」

 

実況「出ましたああああああ。だいき選手の名言だああああ。これには観客もスタンディングオベーションだああああああ。」

 

きゃあああああああ

クマさん素敵!

クマさんこっち向いて!

 

3年の月日が経ち、俺は走りが覚醒し、校内で有名人になっていた。

3年もこの姿と付き合っていると、今更元の姿に戻るなんてことはすっかり忘れていたのだ。

 

実況「という事で優勝しただいき選手にはな、何と伝説の食べ物、賢者の飯が進呈されることになったあああああああああ。」

 

俺「(賢者の飯?)」

 

3年の月日が経ち、すっかり忘れていた。

俺はこれを探すために今までいたのだと。

 

先生「よくやりましたね。流石です。ではこれを。」

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俺「これが賢者の飯!何というか・・・とても・・・。」

 

先生「それ以上言ってはいけませんよ。これが賢者の飯です。これを食べれば、あなたはどんな願いでも叶えることができます。」

 

俺「どんな願いでも・・・。」

 

先生「ええ、そうです!使い道はあなたの好きにしなさい。それではこれで本日の表彰を終わります。では走り終わったものから各自解散です。」

 

 

その日の夜

 

友「食べないのか?」

 

俺「どうしようかと思ってな。」

 

友「どうしようって、元に戻るためにだろ?そのために探し続けたじゃないか。」

 

俺「そうだけど・・・。」

 

俺は今どうしたい?

本当に元に戻りたいのか?

これを食べれば・・・。

 

友「まあ、お前が手に入れたものだ。好きに使えよ。じゃあ俺は寝るからな。」

 

俺は・・・。

 

 

翌日

 

友「お、結局食べたんだな。お前そんなんだったのか。そういや初めて知ったわ。」

 

俺「ああ。ってひどいな!まあしょうがないか!クマの期間が長かったからな。今日から人間として頑張るぜ!」

 

友「ああ。そうだな!お互いに頑張ろうぜ!」

 

俺「おう!」

 

そう、俺は人間に戻った。

これでよかった。

伝説の存在よりも人間の俺で。

 

ラソンの時間

 

先生「それではこれより、マラソンを始める。位置について。よーい。どん!」

 

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ってめっちゃ遅くなってるううううううううううううううううううう

俺はクマじゃ無くなったことにより、普通の人間の走力に戻ったのであった。

 

俺「誰かもう一度俺に賢者の飯をくれえええええええええ」

 

END

 

 

ということで今日も10キロほど走りました。

まあ調子は普通でした。

あとは本番だけですね。

 

本番まで後2日!

(靴の状態も載せておきます)

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まあ確実にボロくなってきましたね。

もう少しでこいつも・・・

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